今回の症例紹介は、頚部にかなり痛みがあり首をほとんど動かせないという女性が来院された時の症例です。
【 目次 】
首~背中上部にかけて広い範囲の痛みで、首がほとんど動かせない状態でご来院。昨日より痛みが酷くなってきているので、不安になったとのことでした。
希望されたこと
首の痛みで日中はずっと寝転んで安静にしているので、せめて普通に日常生活ができる位に痛みをどうにかしてほしい。
首の痛み(寝違い)に対する評価
・痛む場所がピンポイントではなく広い範囲のため、首の筋肉の炎症がひどい状態。
・首、肩、手にかけて痺れ・感覚異常(神経症状)無し。
・僧帽筋、胸鎖乳突筋、斜角筋をはじめとする、頚部筋肉の過緊張あり。
施術内容
感覚異常や発熱など、頚部痛以外の症状がなく頸椎捻挫(寝違い)の疑い。
痛みのある場所を保護した状態でのモビライゼーション | 第4・5頸椎レベルの頭半棘筋・頭板状筋・僧帽筋を押圧の上、身体全体を動かすと痛みを感じないため、第4・5頸椎レベルの頭半棘筋・頭板状筋・僧帽筋を押圧した状態で身体全体の回旋する運動を行ってもらう。 |
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モビライゼーション後、痛みはあるが来院前よりは痛みがましになり、身体を動かせるようなったということでした。今回のケースでは、安静にするよりも患部を保護した状態で動かせる範囲で身体を動かし、すこしずつ動ける範囲を広げていくことで症状を軽減していくことが最善である旨の説明をさせて頂きました。
寝違いの症状によっては、頚部から背中にかけての筋肉のリリースや滑走性の改善、炎症のある筋肉へのハイボルテージ治療などを行うこともありますが、今回のケースは炎症のある筋肉へ直接施術すると、最悪ご来院時よりも痛みが酷くなる可能性があるため、今回のような患部を保護した状態での運動を案内させて頂きました。
頸椎捻挫(寝違い)の場合、ケースによっては何もせず炎症が収まるまで安静にすることが必要な時もあります。あまりにも頚部痛がひどく不安な場合はお近くの医療機関を受診されることをおすすめします。
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